4月「京都〜ロシア」編|5月「高句麗の旅」編|5−6月「サンクトペテルブルグ、テヘラン」編|6月「講演会、大地の声、そしてロシアへの道」編|7月レバノン/ロシア「高句麗伝説」編
4月30日ロシアにて
雪に覆われた大地も美しい建物もモスクワ川も姿を表し、人々が行き交う街は、見知らぬ街でありながら、良く知っている街と感じるのです。私はロシアが好きです。木のぬくもりに包まれ、ロマンチックなロシアの音楽が流れる空間に身を置いていると、何故か遠い遥か昔を思い出すような気持ちになります。人間は古代自然とひとつに生き、豊かな生命のはたらきのままに生きていたと感じます。今の状況を憂いるのは昔豊かに生きていた記憶が生命にあるからと、いだきしん先生からお聞きした事が蘇ります。生命の内にある豊かに生きていた記憶が呼び戻され、今に溶け合い,今までの時代にない豊かな生き方が始まる予感に胸はときめきます。光りが閉ざされた大地に光りが灯る時、世界は変わると見えます。何時の時も自由を求め永遠に生きる生命を求めてきた人々の生命の叫びが聞こえます。宇宙の遥か彼方からの音はこの地に光りをもたらすでしょう。
4月29日ロシアにて
木々は冬のままのように見えますが、気候はとても暖かいです。暖かいを通り越して熱く、ノースリーブの服を来ている女性が多い位です。緑豊かな日本の風景とは程遠く、春の光景はまだ先のようです。
ロシアにて意識は自分中心になり、人と人を分断することに心痛めている時、生まれる言葉によって先が開かれます。内面の奥深くは人とひとつにつながり、宇宙までもつながっています。ここで生きると、希望が生まれます。今日お会いしたロシアの人と話し合っていた時に私が感じていた意識の分断は今のロシアの問題であったことがわかりました。当然ロシアだけではなく、世界中の問題であります。コンサートのテーマを感じていたことにいつもながら、生命は先に気づき、抜け出し口をみつけるように働いていることに感謝します。なんて気持ちが通じあえるのでしょうかと、握手を求められます。抜け出し口であり、人間にとって最も大切な心が豊かになれるコンサートは誰もが求めていることを実感するロシアでの一日です。明日は。。。
吹く風は魂の声を伝えます
隠された魂は出会いを待っています
雪に覆われた大地が現れ
光りの世界がひろがります
空間が光りであれば光りは現れます
4月28日ロシアより
広大な大地に降り立ち
遥か昔はこの地に生きていた魂が語りかける
再びこの地にて会えた喜び
共に生きるはじまりのときめき
今日の日をありがとう
出会い
京都からロシアにやって参りました。懐かしい地であります。広大な大地はロマンチックです。何処までも続く大地に古からの人間のロマンを感じ、未来に夢を託します。昔、この地に生きていたとしても。。。という言葉が生まれます。何処までも続く大地がひとつにつながっていることが生きる希望だったと感じ,場にとらわれずに生きていた壮大なロマンが胸の内にあることに気づきます。私の先祖高句麗が滅亡後に高句麗人は日本とロシアへと亡命したと聞いています。私の胸は幼い頃から分断された悲しみで満ちていました。胸の奥から切望する[片割れに会いたい」という気持ちは、離ればなれになった同胞に会いたいのだと気づきました。世界が平和になる事を心の底から求めて生きてきました。ずっと夢に見たロシアへの道が開かれ、今此処にいますことは魂の導きと感じます。大地に降り立った時から懐かしい気持ちが込み上げ、遥か彼方の古の時を思い起こすような感覚が生まれます。この地には離ればなれになった人が沢山出会いを待っていると感じます。いだきしん先生のコンサートにて永遠なる内面で出会えますことを待ち望んでいると感じます。明日に心がときめきます。
4月26日 京都にて
京都コンサートに向かう道のりは魂の導きを感じました。私は夢のお告げと言っていましたが、事細かに,見せられました。ひとつひとつ実行していく事が楽しく、胸はときめくばかりです。この胸のときめきは。。。と何度考えた事でしょう。
鴨川の畔に新芽輝く光景
八坂の塔に吹く風
若草色に染まる山々
古の時を映す青い空
石段を上がる向こうに見える光景
会いたい人に会えるときめき
ずっと昔
この石段を一段一段上がり
仰いだ山々
ふるさとの山に重ね
悲しみは決して見せずに胸の奥深くにしまい込み
涙は呑み込み
何もないようにつくろい生きる事に慣れ
何時の時かきっと会える時が来ることを胸に生きてきました
吹く風は私の心を知っていました
風はいつも私にふるさとの風を運んでくれました
だから生きてこれたのです
ありがとうございます
そんな長い年月も今は懐かしくも感じます
雨の音は過ぎし時を一掃してくれます
神と出会う時
私の心は震えます
みんなで会いにいきます
そしてまた、お会いしましょう