KEIKO KOMA

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更新日 2010-01-09 | 作成日 2008-03-30

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 応用コースの前夜のことですが、何か胸の空洞を感じながらも、あまり気にせずにやれることをどんどんやり動いていました。夕食後に何か物足りない思いでお菓子をひとつ食べました。その後大変苦しくなり、食べ過ぎたと思い反省しながらも苦しくて横になりました。時間が経っても苦しみはおさまらずお風呂に入りました。益々苦しくなるのですが、意識では食べ過ぎと思い込んでいましたので、休むよりも動いていくことで解消出来ればと感じ、やるべきことをやりはじめました。そのひとつにウェブサロンを見ている時に、胸の苦しみに耐えられなくなり、いつものように咄嗟的に先生にお電話をしました。先生はすぐにピアノを弾いて下さいました。苦しみの原因を調べると、戦争の火種になっていくエネルギーが集まっていました。何処かで戦争を起こそうとしている人がいることをリアルに感じ、心も体も震えます。ピアノをずっと聞かせて頂くと益々苦しくなり、耳鳴りも起こり、胸の奥深くの苦しみがえぐり出されるように、しばらくの間苦しみ続けました。こんなに苦しいとは思いませんでした。単なる食べ過ぎと思っていた為に、苦しいことにふたをしていたのだとわかりました。冷静に考えますと、実際は食べ過ぎる程食べてはいません。いつもよりお菓子を1つ多く食べただけでしたのに、食べ過ぎと簡単に思っていた自分の意識の状態を考えました。胸の奥をえぐられるように固い黒い塊を抜き取って頂いた様な体感に、目に見えない世界では傷跡が少し残っている感じがありました。先生がピアノを弾いて下さったことで、戦争によってより解決を見い出せない人々の意識状態がわかりました。人間の生命を生命と感じておらず、物の様に扱っている意識なのです。だから人を殺せるのです。戦争により、何人、何十人、何百人の尊い生命が奪われても、心ひとつ傷つくこともなく生きていけるのだとみえるようにわかりました。そしてその中で苦しむ多くの人々の悲しみも身をもってわかりました。私はその日、戦争により苦しむ国の人にお会いしていたのです。そのことが引き金となり、生命の苦しみ、悲しみを感じたのです。けれど今この時に、私の体を直撃し、先生のはたらきによって人の生命を傷つける意識の闇の世界が変わっていくという経験をした私は、世界のどこかで人間の内面に変化が起こっていることも同時にはっきりとみえたのです。10月のアントレプレヌールサロンの時に、お金の都合で先生のコンサートに参加出来ないと思っている人は、自分が物になってしまっているとのお話がありました。物になっていると殺しやすいという表現もお聞きしました。この度の経験により、物になってしまっている人間は物になっている人間を物とし扱っていくことを、そのまま見せられました。私達人間は物にはなってはいけないのです。人間は、生命の尊厳を失ってはいけないのです。どんな時も心豊かに暮らしていく事が大切と身に沁みわかり、私は自分の家を整理しはじめ、新しい生命を得た新しい人間とし生きていける生活空間を作りはじめました。恥ずかしながら、お菓子をたったひとつ食べただけで食べ過ぎと思い、自分の体を無視してしまった意識があることも、今までの癖とし受け止めました。私はいつも、やる事を優先します。体の具合が悪いことを自覚するとやれなくなることを恐れ、いつもやる事がある時は無視しようとする意識があります。人間の生命は、瞬間瞬間変化していますので、そのまま感じ、わかり、どう生きていくのかが大切であると身をもって経験しました。今までの意識とひとつひとつさよならしている今日此の頃です。新しい生命は、生命豊かに輝き、希望にあふれています。ありがとうございます。