KEIKO KOMA

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更新日 2010-01-09 | 作成日 2008-03-30

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 2004年甲申年は、日本列島、南は沖縄から、北は青森まで国創りイベントとし、「高句麗伝説」を開催しました。何故かこの年明けの前に、私は古の都、奈良の古いホテルに滞在し、古の都を歩き、詩を作っていたのです。私は、生まれつき、人の運命や霊がみえますので、古いホテルは極力避けていました。いつも、築年数を聞き、新しいホテルに泊まるようにしていました。ところが、突然最も古いホテルに導かれ、泊まったのです。やはり、一晩中とても眠れるものではなく、翌日は新館に移りました。それにも懲りず、年明けてすぐに、今度は箱根の古いホテルに滞在したのです。やはり、一泊で帰ろうとしました。そして、「高句麗伝説」の会場とし、趣のある歴史古い建物が、私に似合うという意見が多く、大阪の中央公会堂や、「大地の声」では、横浜市開港記念会館、京都では文化博物館といったように歴史的建物での開催が多くなりました。
 そんなある日、横浜の古いホテルの紹介記事を読んだ時にここに行ってみようと感じました。ちょうど2005年8月26日にレバノンのティールでの「高句麗伝説」開催にあたり、日本での出発前の「高句麗伝説」開催場所とし、横浜の会場を下見の為にまわった時、急にこのホテルの事を思い出し、探して行ったのです。当時、海の向こうから来た人を受け容れ、共に過ごしていた光景まで見えるようで、異国の風が吹き、香りがしました。ラウンジでコーヒーを飲んだ時も、その香りがしました。後日、語る会の会場となりましたが、最近、再びその異国の風を感じるのです。まるで、魂に導かれているように、私が言うところの夢のお告げのように見せられるのです。何に導かれているのかはわかりませんが、いつも感じたことは表現し、道が開かれてきましたので、表現しながら考えてみようとしています。横浜では、定期的に開港記念会館にて「大地の声」を開催しています。大変趣のある他にはない良い雰囲気の会場なので、やり続けているのですが、もしかしたら世界中から日本の地に来た魂に導かれているのかも知れないと最近感じはじめています。魂は、時空を超え、世界に伝播しますので、世界に向かいやり続けているのではないかと感じたら、とても未来が開かれてきました。人間は、どこでふれ合い、道が開かれているのかは、目で見る世界や現象だけでは計り知れないものがあります。縁があり、導かれた地は、訪ねていこうと考えます。