KEIKO KOMA

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更新日 2010-01-09 | 作成日 2008-03-30

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   麗花スタッフのアトリエから帰る車中、スタッフの一人に「高麗さんは先生に会う前から、自分でお洋服を今みたいにどんどん選んでいたのですか」と話しかけられました。彼女が何の為に聞いてきたのかはわかりませんでしたが、私は「そうよ。私は、病気の時もおしゃれだったの。毎晩、髪をカーラーで巻いて、カーラーがごつごつあたって痛くて、寝辛いのに毎晩巻いて、お金がなくても、必ず色とりどりのスカーフを洋服に合わせて身につけ、ネックレスをし、どんなに具合が悪くても外へ出る時は、おしゃれをして出掛けたの・・・。恰好を構わなくなることはなく、自分を投げ出すことがなかったから先生に会えて生命助かったのかもね」と一気に話していました。といいますのは、ちょうどこのことを思い出していたのです。「麗花」を製作するにあたり、私は30年以上も見ようとしなかったアルバムまでも引っ張り出して開いたのでした。自分が感じたのは、とにかくおしゃれであったことです。だんだん気を使わなくなっていることにはっとし、気づいたのです。「麗花」は、内面の美しさをあらわすと銘打っています。
 
内面をあらわすメイクやおしゃれは、大切と改めて感じたのです。