KEIKO KOMA

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更新日 2010-01-09 | 作成日 2008-03-30

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 1998年「本音で生きて下さい」の本を出版し、皆で200万部売ろうとスタートしました。200万部の根拠は、いだきしん先生から、この本は100万部売れると言って頂き、大喜びしたのです。その後、父にこの本を見せると「200万部売れ」と、かろうじて声に出して言ったのです。
当時、父は、脳内出血により、言語中枢がきれ、ほとんど言葉を話せなくなっていましたので、久しぶりに声に出した「200万部」という言葉が私の心に飛び込んできました。同時に本音で生きる人が200万人もいたら、世の中良くなっていくという未来の光景も見えました。
「本音で生きて下さい」の本の表紙の写真は、イタリアのフィレンツェにていだきしん先生に撮って頂いたものです。シチリア島のパレルモ市とモンレアーレ市にてピアノコンサートとパイプオルガンのコンサートを開催し、帰途フィレンツェに立ち寄った時、あまりの寒さに頭痛が起こり、私は路上で売っているマフラーと帽子、手袋を急いで買ったのです。お店に入って買う時間がなく、誰の足も止めないようにと、歩きながら選ぶこともなく、買い、身にまとったのです。いきなりマフラーと帽子をつけ、変身した私を見て、皆誰かわからなかったようで、少し経ち、私とわかると大笑いしていました。その後は私を見る度に笑うので私も可笑しくて、厳寒の中を歩きながらも、心は楽しくあたたかでした。その時に撮って頂いた写真です。それも4枚連写でした。日本に帰り、この4枚連写の写真を見せて頂いた時、先生の表情が未来をみて輝いていたので、何かすごいことが起こるのだと感じ見せて頂いた写真でした。あの時私は、何を見驚いたのかを今でもうまく表現出来ないのですが、胸が開き、「キャー」と叫び手を叩いて大喜びしたのです。何か知らず「やったー!」と両手を上げたい衝動にかられたのです。新しい時代の到来を告げていたと感じています。意気揚々と日本全国を講演会をしながら回りましたが5月に出版し、7月に母が亡くなり、11月に父が亡くなりと、悲しみを引きずるようになりました。そんなある日「本音で生きて下さい」のポスターを見ていた時、感じた事があり「すごく目立つポスターなのに引っ込んでいるのです」といだきしん先生に話しました。先生は、「そういうことですね」とおっしゃいました。私は、そのまま、そういうことと素直に受け止め、正に自分の状態とわかりました。前面に出ることは恐いと感じ、いつも引っ込もうとする癖があります。当時は父母も亡くなり、元気一杯ではありませんでした。
   今、10年の歳月を経、真の自分があらわれました。昨日、「夢に見たあなたがあらわれる」と表現させて戴き、本日、「生きたあなたがあらわれはじめる」と表現させて戴く「生命の光景」でした。今は生きてあらわれましたので、やっと「本音で生きて下さい」が実現する時を迎えました。長い歳月、ずっとこの時をつくり続けて下さった、いだきしん先生、共に在り続けた多くの人に感謝する今です。そしてこれからです。