笑美ちゃんが旅立った後の淋しさは、母が亡くなった後の様に力が抜けて、自分も困っていました。そんな時、克哲君と愛ちゃんと話している時に、ふと思い出した事があります。
笑美ちゃんを空港へ送る車の中で、いだきしん先生が先日の京都の展覧会の時の写真をプリントアウトして下さったものを見せて頂きました。その中で私が先生に撮って下さいと、お願いした写真を見つけました。その瞬間、見えた未来の光景があります。そのことを思い出した途端、胸の空洞や痛みはすっかりなくなり、内からエネルギーが湧いてきました。生まれた気持ちを忘れていた事も、胸の苦しみの原因だったかもしれません。まして未来の光景が見せられていた訳ですから、忘れてしまうとは情けない事です。けれど、表現するものです。胸の空洞について話している内に突然思い出したのです。
又、私は一年以上も前に「高麗恵子事務所」という看板が見えました。この事の意味する事が何かを理解できずに今に至っています。ところが今日、時が来たのです。少し見えてきました。私の事を伝えたい人はありがたい事に大勢いらっしゃいます。その人の本音と私のやりたい事が一致した時、実行すれば互いに元気で生きていけます。ところが思い込みや願望は、とても動けるものではありません。その人の資質を活かして行く事ですので、その人が自分のやりたい事を未来に実現して行くプロセスを生きて行く事は、自分も生き、まわりの人も助かり喜ぶ事です。共に出来るならば、共に喜びが広がります。私の名前は”高は天”、“麗は地上の美”、”恵みの子は、天が地に実現した時の恵みである子が生きられる世界と受け止め、世界平和が実現した状態”と考えています。「高麗恵子事務所」というのは、世界平和が実現して行く為に何をして行くかを表わすことを見せられたのだとわかってきました。一人一人が自分の資質を表わして行く時、世界は大きく開かれると考えます。いつもNPO高麗主催コンサートでお話しています、「一人一人が真の自分の活かし輝き生きられる社会は、平和な世界」を実現に向かう 今を迎えました。